Works回廊格子 京しつらえの家
Works回廊格子 京しつらえの家
築年数を重ねた木造住宅を、これからの暮らしに合わせてフルリノベーションさせていただきました。
今回の住まいづくりで大切にしたのは、長い年月を経た建物ならではの趣を活かしながら、現代の暮らしに求められる快適性や安心感、そしてデザイン性をバランスよく整えることでした。
既存の柱や梁など、住まいがこれまで刻んできた時間を感じさせる部分はできる限り活かしながら、間取りを大きく見直し、家族が自然と集まる開放的なLDKを中心とした住空間へと再構成。大きな吹抜けから光が降り注ぐLDKには、木の質感を活かした造作や深みのある色合いを随所に取り入れ、落ち着きの中にも現代的な感覚を感じられる空間に仕上げました。
そして、この住まいを特徴づけているのが、吹抜けを囲むように設けた二階の回廊と、そこに連続する木格子です。視線がほどよく抜ける格子越しに一階と二階が緩やかにつながり、家の中を移動するたびに光や景色の見え方が変化します。既存の柱や梁とも調和する濃色の木部と、障子を思わせる建具の意匠が、住まい全体にどこか懐かしく、凛とした佇まいをもたらしています。
一方で、単に昔ながらの和の意匠を再現するのではなく、アーチ状の開口やすっきりとした造作、タイルなどの素材を組み合わせることで、今の暮らしに馴染む軽やかさもプラス。和の趣と現代的なデザインが互いを引き立て合う、どこか新しく、それでいて落ち着ける住まいとなりました。
また、目に見えるデザインだけでなく、耐震補強や断熱改修、開口部の断熱性能向上など、これから長く安心して快適に暮らしていただくための住宅性能についてもしっかりと見直しています。
こうして完成した住まいの作品名は、お施主さまご自身に名付けていただいた「回廊格子 京しつらえの家」。
この家を象徴する回廊と格子、そして京都の住まいらしい趣を大切にしながら、これからの暮らしに合わせて新たに「しつらえ」直した今回のリノベーションに、まさにふさわしい素敵なネーミングとなりました。
- タイプ
- 戸建て
- 専有面積
- 95.94㎡
- リノベーション費用
- 3650万円
- リノベーション時期
- 2026年7月
- リノベーション期間
- 6ヶ月
























