その他施工実例

2019.03.15 / その他施工実例パリのアパルトマンをイメージした空間へ

今回は以前にデザインリフォームをさせていただいたことがあるマンションをご購入~リノベーションまでの全てをご依頼いただきました。 以前に工事をさせていただいていたことでそのマンションの管理形態やリノベーション時の注意点なども把握していたためにお施主様にも的確にアドバイスさせていただき、理解していただきやすくスムーズにリノベーションをすることが出来ました。 またなぜ故そのマンションをお選びになったかというと京都御所の南に位置する立地が御所南小学校区という校区になり非常に人気地区であることと低層階ですが角部屋のため2方向がバルコニーになっており開放感があることが最大の理由でした。 またマンションの管理状態も良くファミリータイプのマンションとしては築年数も経過しておりますが人気がありました。 そのような理由からお決めいただき、物件の購入資金×リノベーション費用の資金を当社提携の銀行にて住宅ローンとしてお借り入れいただく事が出来ました。

 

リノベーションポイントとしてはご主人の希望で大きな本棚兼デスクが欲しいということと新婚旅行で泊まられたパリのアパルトマンのような部屋にしたいと言うこと、また近々にお子さんが出来られるので小さくても子供部屋が欲しいと言うご要望でした。 それらのご要望を満たすための提案として、専有面積があまり広くないため、まず部屋を仕切る壁はなくしてご希望の本棚兼デスクを壁の代りとすることで部屋を大きく2分割するようにご提案をさせていただきました。 またそうすることで壁面が少なくなるためにアパルトマンな雰囲気を出すための工夫としてキッチン部分を色の付いたモザイクタイルでカウンター風にしあげるというご提案もさせていただきました。 そして収納を出来るだけ多くとりたいというご要望もあり、本棚兼デスクの下部収納を反対の部屋側からとすることであまり広くない空間に収納家具を置かなくてもすむように工夫させていただきました。 また最近ご要望の多い液晶TVを壁掛け式にしたいとおっしゃったこともありリビングにうまく調和するように壁面内に配線を仕込んで綺麗に配置出来るようにさせていただきました。また水廻りは狭い空間を少しでも圧迫感のないようにするために全面ミラーとして、浴室も在来工法で仕上げることで無駄がなく圧迫感のない空間を造りました。

 

そのようにして出来上がった空間はそれぞれの空間が決して充分な広さが確保されている訳ではないのですが収納等を工夫することで実際よりも広くなおかつ快適に過ごしていただける空間になるように仕上げました。 それにより今回のリノベーションは少し可愛くまとまった中にRe:BORN cube テイストをちりばめさせていただく事で、ご家族がゆっくりとくつろげる心地の良いあたかもパリのアパルトマンにいるような錯覚におちいる空間に仕上がったのではないかと思っております。

 

最後に今回のネーミングはデザインのポイントとなるキッチンに用いたモザイクタイルをフランス語で表すことで今回の作品の持つ可愛らしさを表現させていただきました。。

 

■物件概要/1984年新築(築後24年)・京都市中京区麩屋町・個人住宅リノベーション・専有面積59.64m2・構造:RC造9階建2階

 

■主要各部仕上および素材/壁面:PB下地の上AEP塗装仕上・天井:スケルトンAEP塗装仕上・床材:無垢パインフローリング(オイル仕上)・バスルーム:全面タイル張り・シェルフ、クローゼット、建具:シナOSCL塗装仕上・キッチン:ベルテクノ製システムキッチンおよびガラストップコンロ・モザイクタイル貼(張り分け)

 

■リノベーション期間/約1.5ヶ月(解体工事期間含む)