Topics
2019.03.12 / その他施工実例 読書好きご夫婦のための桜を望む広いリビングの南向きマンションリノベーション
この案件も物件のご紹介からリノベーションまでの一連の流れをトータルでお手伝いさせて頂きました!物件探しのご希望エリアは、それまで賃貸でお住まいになっていた向日市周辺もしくは奥さまのご実家のある伏見区周辺で、大阪市内への通勤も考慮され、駅からそう遠くない立地でのマンションをご希望されていました。そして、ご相談直後より60m²前後の物件を中心にいくつかの物件をご覧頂く中で、78m²近くの広々とした専有面積を持つ今回の物件に巡り逢われたのでした!ちなみに、ここまでの所要期間はご相談からおよそ2ヶ月と、どちらかと言えばスピード決定の流れとなりましたが、こればかりは本当にタイミングですので、皆さまがこれほどスムーズに理想の物件を見つけて頂けるワケではないことを考えますと、やはり何かご縁の様なものがあったのだと思います・・・。建物の方はマンション全体の維持管理も行き届いており、また直近に大規模修繕を終えられたばかりと言う理想的な状況でした。そして何と言ってもリノベーションを前提にしている我々からしますと、ある意味ちょうど良いオンボロさで!?(売主さんスミマセン・・・)何の躊躇もなくスケルトンリノベーションできる状態のお部屋だった点がこれまた理想的でした!また、そうした点も含めて幾らかの価格交渉にも応じて頂くことが出来ましたので、やはりリノベーション前提のケースにおいては中途半端に小綺麗な物件よりもある程度オンボロな方が有利だと言えます・・・。
リノベーションに際してのご要望は、将来のお子さまの誕生も考慮され可変性のある間取りにすることと広々とした専有面積を最大限に活かした、とにかく“広いリビングルーム”をつくることでした。デザインテイスト的には、どちらかと言えば“北欧風”のテイストをご希望されており、作品例の中では「PLAYFUL」がイメージに近そうでした。また、ご夫婦ともに読書がお好きで沢山の蔵書をお持ちとのことでしたので、それらを収容できるスペースをつくって欲しいとのご要望も頂きました。そうしたリクエストにお応えすべく、リビングルームの壁面と廊下の部分にブックシェルフを設け、そのブックシェルフをインテリアとして魅せると言うプランニングをご提案させて頂き打ち合わせをスタートしました!大まかなゾーニングについては比較的早い段階で決定したのものの、後々の暮らしやすさや実際のお手入れのしやすさなど実用面においても強いコダワリをお持ちでしたので、要所要所では立ち止まってジックリと悩まれながら慎重に各部を決定して行かれました。そうこうしているうちに、年末年始を挟んでいたとは言え、気が付けば打ち合わせ開始から見積もりを含めたプランの最終決定まで4ヶ月あまりの時間が経っていました・・・。そうして満を持して着工させて頂くことになり、当初のご相談からのスパンですと、トータルでおよそ8ヶ月後のお引っ越しと相成ったのでした!
こうして、お客さまのイメージ通りのシンプルでいて存在感のあるデザイン空間が誕生したのでした!なお、作品名の「Studie(スタディ)」のネーミングは私共で考えさせて頂いたものですが“北欧”のイメージと“読書好き”と言うキーワードから、スウェーデン語で“書斎”を意味する単語を選ばせて頂きました!リビングと廊下部分に設けたブックシェルフとバルコニー側に植栽されている桜の木立を取り込んだ白を基調としたリビング空間が知的な印象をも与える、このお部屋に相応しいネーミングではないでしょうか・・・!?
■物件概要/1982年7月新築(築後32年)・京都市伏見区深草下川原町・区分所有マンション・個人住宅リノベーション・専有面積77.67m²・構造:RC造7階建
■主要各部仕上および素材/壁面・天井:スケルトンの上AEP塗装仕上(一部PB貼りの上AEP塗装仕上)・床仕上:無垢オーク乱尺ワイルドフローリング仕上(マットクリア塗装済品)・浴室:TOTOひろがるWFユニットバス・ラバトリー:オリジナル洗面カウンター制作(壁面タイル貼り)の上、床Pタイル貼り仕上・WC:TOTOピュアレスト便器使用、床Pタイル貼り・玄関:モルタル土間仕上・建具および特注家具:シナOSCL塗装仕上・キッチン:馬目地貼りタイル囲いオリジナル対面キッチン(特注業務用キッチン使用・リンナイ食洗機ビルトイン)、床Pタイル貼り仕上・その他:全窓ペアガラス入れ替え、リビングおよびラバトリーウッドブラインド取付他
■リノベーション期間/約1.5ヶ月(解体工事期間含む)
2019.03.12 / その他施工実例 スキップフロア、ロフト、書斎、広々バスルーム、キャットウォークのあるフレンチレトロ風リノベーション
こちらの案件は、ご親戚より譲り受けられたと言う「持ち家」リノベーションのご依頼でした。とは言っても、まだ一度もこちらにはお住まいになったことがなく、譲り受けられたことを機にリノベーションをと思い立たれてのことでした!また、今回の建物(ハコ)である高野公団テラスハウスは、スキップフロアを取り入れたRC造2階建の連棟構造になっており、低層のRC造にありがちなコンクリート壁による間仕切りカベがあるなど、ゾーニング変更の点においてはかなりの制約があるのですが、スグ近くの同じ団地内にて以前にもリノベーションを手掛けさせて頂いておりましたので、そうした構造的な制約等に関しては十分把握できておりました。そのため、ご相談のお問い合せを頂いて初めて現地でお会いした際にも比較的スムーズにリノベーション後のイメージのやり取りをさせて頂くことができました。また、お客さまにおかれましてもリノベーションに際してどうしても叶えたい点と場合によっては譲っても良いと思われる点をその優先順位も含めて明確に持っておられましたので、その点においてもスムーズにお話しさせて頂くことができました。さらに、アタマの中に描いておられる完成イメージに近い写真をスクラップブックにしてまとめて下さっていましたので、ご提案に際してはそのスクラップブックごとお預かりさせて頂くことができ、デザイナーへのイメージの伝達の方もよりスムーズに行うことができました!
リノベーションに際しては、前述の通り構造的に大胆なゾーニング変更ができなかったため、今ある空間をいかにスッキリと生まれ変わらせることができるかと言うことがテーマとなりました。また、具体的なご要望としては、第一に昔のまんまの古いお風呂(公団独特の昔のアパートの様なお風呂)を洗面とトイレも合わせた広々としたワンルーム空間のバスルームにしたいと言うものでした。こちらは構造的にも可能なご要望でしたので、我々としても普段なかなかご提案する機会が少ない在来工法のバスルームの提案ができるなぁ・・・と、楽しみが広がりました!また、このテラスハウスの特徴でもある2階の居室の勾配天井を上手く取り入れれば、かなりの高さの天井高を確保することができましたので、お子さまのお部屋にロフトをつくられては?と言うご提案もさせて頂きました。また、デザインテイスト的には“フレンチレトロテイスト”のイメージをご希望されていましたので、いつもはオイルステイン(OS)塗装で茶系の色目に着色させて頂くことが多いメイン空間のブックシェルフも、今回は真っ白に塗装させて頂くご提案となりました。あと、もう一点お客さまからのたってのご希望として、元々ご自宅に設置しておられたステンドグラスを今回のリノベーションにおいてどこかで使って欲しいと言うものがありました。と言うことで、こちらに関してはちょうどリビングから正面に見える2階の書斎の入り口(最も存在感を発揮できる場所)に配置させて頂くご提案をさせて頂きました。(皆さまも同様にこうした思い入れのあるアイテムあれば是非再利用のご相談を下さいね!)それと、もう一人!?のご家族であるネコちゃんのためにキャットウォークやウォークスルーをつくらせて頂いたりなども致しました!
そんなこんなで、お客さまのイメージ通りのフレンチレトロテイスト感のあるリノベーション空間が誕生したのでした!特にご自身で選ばれたコダワリのデザインタイルを贅沢に貼りめぐらせたバスルーム空間はイメージしていた以上だとお褒めの言葉を頂きました!(その他のところも同様に仰って頂きましたが・・・!)作品名の「alma(アルマ)」のネーミングはお客さまより頂いたもので、スペイン語で「魂」と言う意味なのだそうです。ネーミングの理由は“今自分が叶えたいこと”、その心情を上手く今回のリノベーションに反映させることができたとのことで、その“心情”の部分を“魂”と言うコトバに置き換えて名付けられたのだそうです!そんなワケで、こちらも奥の深い素敵なネーミングですね!ちなみに完全なお引っ越しはまだ少し先のご予定なのですが、これから徐々にお気に入りのインテリア等を配置して行かれ、さらに素敵な空間へと完成して行くのがとても楽しみです!
■物件概要/1980年3月新築(築後35年)・京都市左京区高野玉岡町・テラスハウス・個人住宅リノベーション・施工床面積80.75m²・構造:鉄筋RC造スレート葺2階建
■主要各部仕上および素材/壁面、天井仕上:スケルトンAEP塗装仕上・リビングダイニング床仕上:無垢クリフローリング貼り仕上(アンティーク加工品)・その他居室等床仕上:タイルカーペット貼り仕上・浴室、ラバトリー、WC:全面デザインタイル貼りオリジナル在来工法仕上(サンワカンパニークラシカルモデル浴槽、TOTOピュアレスト便器使用)・玄関:既存利用・エントランスホール:Pタイル貼り仕上げ・建具および特注家具:シナOSCL塗装仕上・キッチン:壁面モルタル塗りおよび壁付けキッチン入れ替え(TOTO mitte使用)、床Pタイル市松貼り仕上・その他:2期工事として裏庭外構工事(木塀設置、芝生植栽、既存デッキ補修等)、ミーレドラム式洗濯乾燥機設置他
■リノベーション期間/約2ヶ月(解体工事期間含む)
2019.03.12 / その他施工実例 古い和風木造一戸建をおしゃれにリノベーション
こちらの案件は物件購入のご決断直前でのご相談でした。と言うことで、お客さまにて予めご内覧され、気に入っておられた物件を改めてご一緒に拝見させて頂き、その場でリノベーションのポテンシャル等々についてアドバイスさせて頂き意思決定の際のご参考にして頂いたケースです。(ここ最近はこうしたケースもかなり増えております。)
実際に拝見させて頂いた物件は、築年数不詳の木造2階建の一戸建で現状は町家と同程度の古さが感じられ、所々やり替えはしてあったものの全体的には相当年季の入った老朽建物でした。とは言え、地下鉄北大路駅から徒歩圏内かつ区画整理されたこの付近ならではの整然とした街並みに位置しており、そうした点からも大変魅力的な物件でした。また、現状がビルトインガレージになっていた点や(恐らくどこかの時点で先代のどなたかがリフォームされたのだと思います)建物の外観的にもリノベーションによって上手く再生できそうな要素が多くあったため、まさにリノベーション向きの建物だと言えました。その点についてはお客さまの方も同じ様に考えておられた様で、あとはアタマの中でイメージしておられたご要望が実際にカタチに出来るのか?出来るとすればどのくらいの予算が必要なのか?と言った具体的な点をご心配しておられましたので、それらの点についてアドバイスさせて頂くことで安心してご決断に至られたのでした。そうして、ご決断後は住宅ローンの手続きに必要なリノベーションの見積書をご用意させて頂く等、お客さまおよび仲介業者さんとも連携しながら手続きがスムーズに進む様お手伝いさせて頂きました。
リノベーションに際してのご要望は、ゾーニング的には1階にあったキッチンをリビングダイニングキッチンのカタチで2階へ移動し、ワンルームの広々としたリビング空間をつくることなど、ある程度のイメージは固めておられましたが、デザインテイストについては多くの建築雑誌等から様々なデザインをチェックしておられ、必ずしもひとつのテイストに明確にイメージを固めておられたワケではありませんでした。しかし、写真等の資料を沢山提示頂くことである方向性は定まりましたので、結果的にファーストプランのご提案もそれ程大きくイメージからズレることにはなりませんでした。とは言え、やはりビジュアル面においては強いコダワリをお持ちでしたので、イメージパースのご提案および細部の打ち合わせの段階では幾度となく打ち合わせを重ねさせて頂きました。(イメージパースの方も色目や素材を変えて数パターンご覧頂きました。)もちろん、そのぶん各部のデザインの方も相応に練られることになり、完成写真の通りリボーンキューブの作品の中でも、今までとはまたひと味違った仕上がりになっていることをご確認頂けるものと思います・・・!ちなみにこちらの案件ですが、じつはお引き渡しおよび引っ越しは昨年2月に済ませて頂いており、完成した空間の写真撮影もその時点で一通り終えていたのですが、エントランス部分の植栽等の造形だけがなかなか決まり切らず(イメージしておられた植栽が季節的に植えられない点もありました)、お住まいになってからも庭屋さんと試行錯誤して頂いていたことから、今回のウェブアップまで1年以上の期間を要することになったのでした。(こうした点からもデザインに対してのお客さまの強いコダワリが伺えると思います!)・・・と、そんなこんなで、このたび1年半の沈黙を破って!?(決して沈黙はしておられませんでしたが)ようやくお客さまのキモ入りのエントランスを含めた全ての空間が完成したのでした!
作品名の「Oar(オール)」は、満を持したその完成に際してお客さまにてネーミング頂いたもので、ズバリ船を漕ぐ時のオールの意味だそうです。ネーミングの由来は、“住まいとは人生と言う大海をともに進んで行く船である”と言う発想から、その船を前進させるには二本のオールがしっかり動かなければならず、そのために家族で協力してオールを漕ぎ続け、どんな荒波に遭っても前進して行こう・・・!と言う思いを込められてのものだそうです。と言うことで、我々としましてもこれからの長い年月この家でご家族皆さまがいつまでも幸せに暮らして行かれることを願ってやみません・・・!
■物件概要/築年数不詳・京都市北区・一戸建・個人住宅リノベーション・延べ面積88.63m²・構造:木造瓦葺2階建
■主要各部仕上および素材/壁面、天井仕上:PB貼りの上AEP塗装仕上・リビングダイニング床仕上:無垢チークフローリングヘリンボーン貼り仕上(オスモクリア塗布仕上)・玄関ホール床仕上:300角磁器タイル貼り仕上・その他居室等床仕上:Pタイル貼り仕上・浴室:TOTOサザナ1616ユニットバス・ラバトリー:オリジナル洗面カウンター制作(壁面タイル貼り)の上、床Pタイル貼り仕上・WC:オリジナル手洗カウンター制作(壁面タイル貼り)の上、床Pタイル貼り仕上(TOTOネオレスト使用)・玄関:300角磁器タイル貼り仕上・建具および特注家具:シナOSCL塗装仕上・キッチン:モザイルタイル貼りオリジナル対面キッチン(サンワカンパニープレーンKミディアム使用)、床Pタイル貼り仕上・その他:外構工事(エントランスおよび寝室坪庭制作等)、バルコニー設置、前面外壁塗装工事、構造補強工事、防蟻工事他
■リノベーション期間/約2ヶ月(解体工事期間含む)
2019.03.12 / その他施工実例 アンティークが似合うレトロモダンな大空間に。木造一戸建リノベーション
こちらの案件も先にアップさせて頂いた「Oar」と同様、物件購入のご決断直前でのご相談でしたが、じつはその直前にメンバー登録も頂いておりました。ただ、それに先立って既に物件探しをスタートしておられたことから、ご登録直後に物件を見つけられると言う流れとなりました。また、こちらのお客さまもご自身の中ではほぼ9割方!?ご購入の方向で決めておられたご様子でしたが、最後の一歩のご決断に際して、イメージ通りのリノベーションがご予算の範囲内で叶うのかどうか?と言った点について若干の不安を抱いておられたことから、一緒に現地を拝見させて頂きそのあたりのアドバイスをさせて頂くことで安心してご購入に踏み切られることになったのでした。
また、偶然ではありますが実はその物件については、私共の方でも少し前に他のお客さまへご紹介させて頂いていた経緯があり、その際に内覧もしておりましたので、ご相談頂いた際には「あっ、あの物件だ!」と頷きました。物件的には築年数自体はそこそこ経っていたものの使用状態も良さそうで、間口も広く、かつ建物の両側が道路になっている点、さらに間取りの広さに比してリーズナブルな売値が魅力的な物件だなぁと思っておりましので、ご相談頂いた時には「これも何かのご縁かな?」と感じました。・・・と、余談はさておきまして、そんなワケでコチラのケースでも仲介業者さんと連携を取りながら住宅ローン申込に際しての見積書提出等々、事がスムーズに運んで行く様お手伝いさせて頂きました。
リノベーションに際してのご要望は、和室ばかりで多くのフスマや壁に仕切られ、せっかくの床面積の広さが生かしきれていない1階部分をワンルームの広々としたリビングダイニングキッチンへ生まれ変わらせることと、暗いイメージになりがちな1階部分を少しでも明るく採光と通風の取れる空間にすると言うものでした。また、デザインテイスト的にはご夫婦ともにアンティークが大変お好きだと言うこともあり、空間としてはどちらかと言えばヨーロピアンテイストに寄った“レトロモダン”なデザインをご要望されました。ところで、こちらのお客さまも弊社にご相談頂く他の皆さまと同様ご自身の中で鮮明なイメージを描いておられ(そうでない方も多いですが)、そのイメージに近い写真スクラップ等を多く集められていましたので、ご提案に際してもスムーズな意思疎通ができ、どちらかと言えばお客さま主導の流れで打ち合わせの方も比較的早いスピードで進んで行ったと思います。(エントランスのアイアン格子FIXやファサードのガラスブロックの配置デザインもお客さまからのご提案を取り入れさせて頂いたものです。)また、見積もり額の方もご予算額からほど近い調整可能な範囲内で出て参りましたので、幾つかの点においては削ぎ落として頂かざるを得ない箇所はあったものの、特に強いコダワリを持って頂いていた部分についてはほぼ全て実現して頂くことが出来たのではないかと思います。
そうして、客さまのイメージ通りのヨーロピアンレトロテイストが感じられるリノベーション空間が誕生したのでした!また、今回一部の照明器具については、お客さまがアンティークショップで調達してこられたモノを取り付けさせて頂いており、それらによってファサードデザインも含めてよりレトロ感が感じられる素敵な雰囲気に仕上がったと思います!(表札やポストもお客さまのコダワリの支給品です!)そんなこんなで、そこそこ床面積の広い木造住宅でしたが、上手くメリハリを付けることで理想の空間を叶えて頂ける好例になったのではないかと思います。
作品名の「Antique(アンティーク)」のネーミングはお客さまより頂いたもので、あえて説明をさせて頂く必要もない“大好きなもの”をそのまま表現して頂いたネーミングとなっております!実際にインテリアを配置されてお住まいになっている様子はまだ拝見させて頂いておりませんが、照明の他にもきっとコダワリのアンティーク家具等を沢山並べて頂いていると思いますので、早くもより素敵な空間へと進化しているのではないかと、私共としましても期待に胸が膨らむばかりです!
■物件概要/1981年6月新築(築後34年)・京都市上京区仲之町・一戸建・個人住宅リノベーション・施工床面積90.03m²・構造:木造瓦葺2階建
■主要各部仕上および素材/壁面、天井仕上:PB貼りの上AEP塗装仕上・リビングダイニング床仕上:無垢チークフローリングヘリンボーン貼り仕上(オスモクリア塗布仕上)・その他居室等床仕上:塩ビウッドタイル貼り仕上・浴室:タカラスタンダード伸びの美浴室ユニットバス・ラバトリー:オリジナル洗面カウンター制作(壁面タイル貼り)の上、床Pタイル貼り仕上・WC:既存便器脱着の上、床300角磁器タイル貼り仕上・玄関:モルタル土間仕上・建具および特注家具:シナOSCL塗装仕上・キッチン:モザイルタイル貼りオリジナル対面キッチン(サンワカンパニーグラッド45、業務用特注作業台使用)、床300角磁器タイル貼り仕上・その他:ファサード工事および裏庭補修工事、2階バルコニー補修工事、前面外壁塗装工事、構造補強工事他
■リノベーション期間/約2ヶ月(解体工事期間含む)
2019.03.12 / その他施工実例 居住中の一戸建リノベ。キッチンを2階に移し明るくおしゃれに!
こちらの案件はお住まい中の持ち家リノベーションのご相談でした。その持ち家は約10年前に中古物件としてご購入されたもので、その後特に手入れ等はされずにそのままお住まいになっている状況でした。(ご購入当時すでに築20年余りだったものの、ある程度リフォームが施されていた状態だった様です。)ただ、実際に10年間お住まいになってみると使い勝手や快適性の点でアチコチに不便や不満を感じるところが出て来たことや、そもそも室内空間(内装他)自体がご本人の理想から掛け離れていたことなどから、そうした点をドラスティックに解消するためにリノベーションを決意されたのでした。ちなみに最終的にリノベーションを決意される前には“買い替え”による住み替えも検討されており、実際に売値も決められて販売直前までお話しを進められていたそうですが、住環境自体は大変気に入っておられたことなどから、前述の点さえ改善されればわざわざ買い替えと言う回りくどく面倒な選択をしなくても良いのではないか?と言うことに気付かれ、思い切って方向転換されたのだそうです!
また、リノベーション予算の資金調達に関しては“住宅ローン”で賄われるご計画だったのですが、10年前のご購入の際に組まれた住宅ローンの残債がある状態でしたので、その残債分と今回のリノベーション予算分をまとめて新たな住宅ローンとして一本化する資金計画(住宅ローンの借り換え)をご提案させて頂きました。ところで、この点に関しましては皆さまにおかれましても、例えば「今の住まいに不満はあるけれど、かと言って返済中の住宅ローンもあるし、リノベーションなんてムリだろうなぁ・・・」と諦められずに、そうした方法で資金調達をして頂くことも十分可能ですので、同様のケースでお悩みの方がいらっしゃいましたら是非一度ご相談頂ければと思います!と言うことで、無事に地場の信金さん(ズバリ中信さんです!)にて借り換えて頂くことができ、今回のリノベーションと相成ったのでした!(あと、オマケ的なことではありますが、10年前に組まれた住宅ローン金利が現在の金利に比べかなり高い利率だったため、その点においても借り換えのメリットを十分に享受して頂くことが出来ました・・・。)
リノベーションに際してのご要望は、前述の通り実際に10年間お住まいになった中で感じられた不便や不満を改善すると言うことでした。具体的には、まず奥の部屋へ行くために手前の部屋を通らなくてはならない、いわゆる“通し間”の不便を改善することでした。また、キッチンスペースも他の部屋から孤立した小さめの“台所”と言う間取りだっため、現代の暮らしにマッチした広々としたリビングダイングキッチンとしてゾーニングし直すことを強く望まれていました。(その解決策としては、1階にあった台所を思い切って2階に移動し、広々としたワンルーム空間のリビングダイングキッチンにすると言うカタチをご提案をさせて頂きました。)その他には、快適性の点で“夏暑く冬寒い”と言う基本的な点を改善することを望まれていましたので、建物の内壁全体に断熱材を入れさせて頂く等の対策を講じさせて頂きました。(この当時の建売住宅においては断熱材がキチンと仕込まれていない建物が相当数存在します・・・。)
デザインテイスト的には、“無骨な感じ”も“シンプルモダンな感じ”も“アジアンな感じ”もどれもが好みで迷っている・・・とのことでしたので、2階建戸建住宅のメリットを活かして、1階と2階とでそれぞれテイストを分けることで解決させて頂くことにしました。と言うワケで、2階のリビングダイニング空間については白っぽい無垢オークフローリングに古色(濃いこげ茶色)の壁面を組み合わせた、リボーンキューブお得意の“シンプルモダンテイスト“に、1階は若干の“アジアンテイスト”が感じられる様、無垢チークフローリングに少し薄目の茶色の壁面と、それぞれフローリングの素材や建具等の色目を違ったものにすることによって変化を感じて頂ける様にしました。(1階にはタタミルームもありますので、よりアジアンテイストが似合う雰囲気となりました。)そんなこんなで、不便と不満を解消しつつお客さまのお好みのデザインテイストを100パーセント反映した、それこそ元の内装とは全く違ったリノベーション空間が誕生したのでした!
作品名の「Basic(ベーシック)」は弊社でネーミングさせて頂いたもので、完成した空間が結果としてデザインおよび仕様、さらには素材や色目に至るまで、ある意味リボーンキューブのリノベーション空間の“スタンダード的”なものとなりましたので、そのままをストレートに表してネーミングさせて頂きました!シンプル故にどの様な家具やインテリアにもマッチし、また経年変化も存分に味わって頂くことができるこのベーシックな空間のさらなる良さを、これからお客さまなりの様々なアレンジによって引き出して頂きながら10年、20年、30年と快適に暮らして行って頂ければと思います!
■物件概要/1984年6月新築(築後31年)・宇治市莵道山田・一戸建・個人住宅リノベーション・延べ面積76.68m²・構造:木造瓦葺2階建
■主要各部仕上および素材/壁面、天井仕上:PB貼りの上AEP塗装仕上・リビングダイニング床仕上:無垢オークフローリング貼り仕上(オスモクリア塗布仕上)・玄関ホール床仕上:無垢チークフローリング貼り仕上(オスモクリア塗布仕上)・その他居室床仕上:タイルカーペット貼り仕上(和室目積み畳敷き仕上)・浴室:LIXILキレイユ1616ユニットバス・ラバトリー:オリジナル洗面カウンター制作の上、床Pタイル貼り仕上・WC:床Pタイル貼り仕上(LIXILアメージュ使用)・玄関:300角磁器タイル貼り仕上・建具および特注家具:シナOSCL塗装仕上・キッチン:無垢オークフローリング貼りオリジナル対面キッチン(サンワカンパニー グラッド45使用)、床Pタイル貼り仕上・その他:玄関ドア交換工事(オリジナル鉄扉ドア取付)、裏庭物置改修工事、外壁全面塗装工事、構造補強工事、防蟻工事他
■リノベーション期間/約2ヶ月(解体工事期間含む)