現場リポート
2013.07.15 / 現場リポート『昭和初期の面影を残す京町家を全面的にリノベーション』
皆さんこんにちは～！
大変ご無沙汰してしまいました。
6月初めからブログを更新しておりませんでしたので1ヶ月以上になりますね。
お伝えしたいことは本当にたくさんあるのですが新規で着工する
ところが決ったらお伝えしようと思いながら今に至ってしまいました。
いつもこのブログを楽しみにしていただいている方には本当に
お待たせをして申し訳ございませんでした。
では早速お伝えしていきますのでお付き合いいただければ幸いです。
先日リライフプラスVol.12が発売されました今回も4ページにわたり
リボーンキューブで施工させていただいた“switch”を取り上げていただきました。
今回の特集テーマは「収納プラン大成功！の家」ということで
“switch”を収納面から取り上げていただいております。
“switch”といえばリボーンキューブのリノベーションセグメントでは
フルリノベーションですが“ReBLOCK”（デザイン家具で間取る）と
いう考え方を取り入れコストを抑えてリノベーションさせていただいております。
そう言う面でもまさに特集にうってつけだったんじゃないかと思います。
その辺を含めてぜひ詳しくは誌面をご覧いただければと思いますが
今回もその掲載号であるリライフプラスVOl.12の発売記念として
先着で20名様に無料進呈をさせていただきますのでよろしければ
このブログを見たとおっしゃっていただきメールにてお申し込みいた
だければ幸いです。
あとその前（6月26日）に発売されました“リノベーションのルール”という本にも
リボーンキューブを「オンリーワンな空間がつくれるリノベーション会社カタログ」
のページで取り上げていただいたおります。
こちらは残念ながら無料進呈しておりませんのでよろしければ
ぜひお買い求めいただきじっくりご覧いただければと思います。
これからリノベーションをお考えの方にはかなり参考になる内容と
なってますよ。
このようにリノベーションが脚光を浴びて久しくなりますが
そんな中、京都でリノベーションと言えば“リボーンキューブ”と
連想いただけるようになったのではないかと自負しておりますし
またこれからも皆さんにぜひリノベーションするなら“リボーンキューブ”で
と思っていただけるよう良質なリノベーションを提供していきたいと思っております。
そんな中、お客様からよくご質問を受けるのですが「リボーンキューブさんは
町家のリノベーションはされないんですか？」いうことです。
もちろん故意に町家を避けているわけではありませんがリノベーションを始めた
当初やはり一般的にお客様が望まれているのは圧倒的に普通の物件ですので
それらをリノベーションしてこれだけ変わるんだと解っていただくことだと思っていました。
ですので比較的買いやすい価格帯の古いマンションや一戸建をリノベーション
して行こうという考えでおりましたので、どちらかいうと中上級者向けのコストも
掛かる町家のリノベーションを積極的にはさせていただいておりませんでした。
そうこうしている内になぜか町家のリノベーションをする機会になかなか恵まれず
少し前にリノベーションさせていただいた賃貸の“岡崎町家”がリボーンキューブでの
町家リノベーション第1号作品となりましたが“岡崎町家”は賃貸と言うこともあり
極端にコストを抑えてリノベーションしましたのでがっつりリノベーションさせて
いただいたという感じではありませんでした。
ですがこの度念願叶ってやっと京町家のフルリノベーションを
ご依頼いただけることになりました。
思えばほんと長い間この機会を待っていたなぁ～と感慨もひとしおです。
なのでいつもにもましてかなり気合いが入っております。
ですので今回はそんな思いのこもったリノベーションをさせていただく
現場のビフォアをかな～り前置きが長くなってしまいましたがいつものように
お届けしたいと思います。
もちろん今回も物件の購入からお手伝いさせていただきました。
それでは早速いってみましょう！
ではまずはこちらの写真からです。
ご覧の通り外観です。
2階部分はサッシを除いて建築当初のままですが
1階部分は大幅に改築されてます。
なので町家の面影が少し薄れてますがそれは仕方ないですね。
ですがなかなか懐かしい趣のある建物でしょ。
そして玄関を入るとこのように写真右手はタタキになってます。
そして左手が一段上がって畳の設えになっており典型的な
町家スタイルですね。
そして壁には合板が貼ってありますので町家っぽくないですが
この合板を剥がすと元の土壁が出てきます。
そしてその奥の台所です。
キッチンと呼ぶよりやはり台所の方がしっくりきますね。
そして台所上部は町家特有の火袋（吹き抜け）になってます。
そして奥のトイレやお風呂などに繋がります。
そしてこちらがトイレになります。
非常に懐かしい感じがしますね。
そして洗面というか手洗い場というかトイレの向かいにある
洗面スペースです。
これも非常に懐かしい佇まいです。
そしてこれらの空間には妙にそぐわないほんとに最新と
言っても過言ではないユニットバスです。
前所有者の方がかなりのお歳になられたので介護の
必要がありお風呂をやり替えられたようです。
なのでこの部分だけかなり近代的です。
そして1階の表側の部屋です。
階段がチラッと見えているのがお解りいただけますでしょうか？
押し入れを開けると階段というこれも町家特有のものですね。
そして1階の奥側中庭に面したところになりますが
あいにく中庭はなくなっている状態です。
ですがこの建具や書院風の吊り床など味がありますね。
そして2階の階段を上がったところになります。
おばあちゃんの家に帰ってきたようななんとも懐かしい
佇まいですよね。
そして2階の真ん中の部屋のところにこんな味のある
ちょっとした炊事場あります。
タイルで造り付けられておりなかなかいい感じなのでお施主様も
残せるなら残したいとおっしゃってました。
ですが今回はやむなく撤去させていただきます。
そして別棟のようにあるベランダになります。
これもなかなか味のある造りでしょ。
しかもこんなところにあるので使いようによってはおもしろい
使い方が出来そうですよね。
お施主様のご希望でもありますのでこれは残して再生します。
・・・というような建物です。
いかがでしょうか。
しっかり昔ながらの情緒を残した町家ではありませんが住む方と
共に少しづつ手を加えられながら大事に使われてきた町家です。
なので売主様もこの建物を活かしていただける方に買って欲しいと
思われておりました。
そんなご縁で今回リボーンキューブで購入からお手伝い
させていただきリノベーションさせていただくことになりました。
またこの町家は昭和初期に大工さんがご自分の自宅として
丁寧に建てられた建物ということです。
そしてそれを引き継がれた前所有者の方が大切に愛着を持って
住まれてきたということです。
そんな物語のある建物をリノベーションさせていただけるのも
本当にうれしく思います。
ではこの町家がどのようにリノベーションされるかは今後の
お楽しみですがリボーンキューブが満を持してリノベーション
させていただく町家だけにかなり期待いただける内容ですよ。
もちろんそれを許容いただけるお施主様にただただ感謝です。
それではいよいよ着工しますので今後をお楽しみにしていて下さいね。
では今日はこの辺で。
ではまた。
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