その他施工実例

2019.03.13 / その他施工実例オフィスをすっきりお洒落にリノベーション

今回は意外にも初のオフィスリノベーションの依頼でした。以前にも賃貸オフィス物件をオーナー様からのご依頼で弊社企画にてリノベーションし商品化をお任せ頂いた案件はありましたが、一般の法人様からオフィスリノベーションのご依頼を頂いたのは初めてでした。

 

物件の方は、リノベーション賃貸「creez」と同じ伏見区深草の「第2住田屋ビル」の1階テナント部分です。施工前の状況はテナント3区画をバラバラに使用されており使い勝手が悪かったため今回のご依頼を頂いたのでした。
また、計画としては2〜3年計画で段階的に手を入れて行かれるご予定で、今回はその手始めとして、まずその基本となる2区画分を工事させて頂くことになりました。

 

リノベーションに際してのご要望は、女性スタッフ中心の職場であることから、明るく暖かい雰囲気の空間にしたいと言うことと、直接的な生産拠点ではないオフィス故にローコストで仕上げたいと言うことでした。
そこでコンクリートブロックの界壁によって区切られていた空間(元々別々の2区画であったため)を、そのカベを取り払ってワンルーム化し、広くご使用頂ける様にご提案させて頂きました。(施工前も一部通路分のみ抜いて一応つなげて使用されていました。)また、その他にも2ヶ所あったトイレを1ヶ所にするなど、ムダなスペースを省く代わりに、今まで不便を感じられていたロッカールームを新たに設けるなど、全面的なゾーニングの見直しを行いました。

 

デザイン的には、何よりも暖かみを感じて頂ける様、オフィスでありながら床材には無垢フローリングを使用し、また壁面もビニールクロス貼り仕上ながら部分的にパステルカラーを用いるなどしてアクセントを付けることで、オフィスにありがちな殺風景で無機質な空間にならない様工夫しました。
その他には、いつものリノベーション案件と同様、照明計画を全面的に見直すことで一般的なオフィスにはない和らいだ雰囲気を演出しました。
写真の状態ではまだプライベートスペースとの仕切りのカーテンやエントランス両側ガラス部分のブラインドがないなど、アクセントとなる素材が全て揃っていませんが、それでもシンプルで明るく暖かな雰囲気を十分に感じて頂けることと思います。また、前述の通り、今後段階的にオフィス家具等の入れ替えや造り付け家具の導入も検討されていますので今後の進化も楽しみなところです。

 

それから、今回は法人様の社名をそのまま作品名とさせて頂きました。ちなみに本来はアルファベットではなく、漢字で表記した「有限会社花萬」(敬称略)が正式な社名です。(宇治および京都南座にて京懐石料理の料亭を、またその他に福祉施設等への給食事業を展開されている法人様です。)

 

■物件概要/1986年10月新築( 築後25年 )・京都市伏見区深草泓ノ壺町・賃貸テナント・法人オフィスリノベーション・床面積64.25m²・構造:鉄骨造3階建

 

■壁面および天井仕上:PBうえビニールクロス貼り仕上・床仕上:無垢スギ材フローリング貼りOSオスモオイル塗布仕上・エントランス:Pタイル貼り仕上・木部:シナOSCL塗装仕上・キッチン:既存ミニキッチン利用

 

■リノベーション期間/約0.5ヶ月(解体工事期間含む)