現場リポート

2017.05.25 / 現場リポート『壁式構造の欠点を上手く活かしたマンションリノベ』

皆さんこんにちは~!

長らくブログがご無沙汰でした。

前回の更新が2月10日でしたのでなんと3ヶ月以上空いてます。

もういっその事このままフェードアウトしようかと思ったぐらいでしたが、

それはダメだと思い直して更新させていただきました。

では、今回は前置きは飛ばしまして早速本題に入りたい思います。

今日ご紹介するマンションの現場はすでに工事が終わっておりますが、まだ完成作品を作品事例としてアップする前なのでなんとかセーフですね。

それではいつものようにビフォア写真を追ってご紹介します。それではまずはこちらの写真からです。

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ご覧の通りマンションの玄関です。

タイトルにある通り、こちらのマンションは壁式構造です。

分譲マンションで壁式構造は少し珍しいですね。

このマンションは築年数が35年経過しており、

マンションの規模が小さく総戸数が10戸と少ないことから、新築時に建築コストを下げるためにこの構造が採用されたんじゃないかと思われます。

ちなみに壁式構造とは、部屋と部屋の区切りの間仕切り壁が木造ではなく、

鉄筋コンクリートで仕切ってある構造です。

そのため一般的なマンションの様に間仕切り壁を全て取っ払って1室にすることができません。

また、そのようなことから間取りや水回りのレイアウトにも制限が出ます。

・・・という事で、

今回はそのような構造のマンションをリボーンキューブなりに、おしゃれに素敵にリノベーションさせていただきましたよ。

では、ビフォア写真のご説明を続けさせていただきますね。

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こちらは、洗面室になります。

ご覧の通り思ったよりも広めにゾーニングされており
この状態であれば比較的レイアウトもし易く快適に
お使いいただけるようにできますね。
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こちらはトイレになります。
特筆すべきことは特にありませんが、必要十分な広さを
確保できてますのであとは全体のイメージを変えることで
充分ですね。

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そしてこちらが浴室になります。
どうしてもこの年代の頃はそう広く浴室を取る
傾向がなかったため、少し狭ま目ですが、リノベーションの際に
できるだけシンプルにすっきり仕上げてることで少しでも狭さを
解消したいと思います。

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次に玄関側の洋室になります。
こちらのマンションは角部屋ですので、このように2方向に
窓があります。
この辺りもお施主様が気に入られた要素ではないかと思います。

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そしてこちらはリビングに隣接する和室になります。
この年代のマンションには必ずこのような和室がありますね。
お約束のゾーニングですがリノベーションの際にもちろん変更します。

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そしてこちらはリビング空間になります。
キッチン側からリビング方向を撮った写真になります。
真ん中に写っている梁がすごく大きく感じられますね。
それと左手の壁が鉄筋コンクリートなので取れません。
どうしても圧迫感は否めませんが、リノベーションの際に
この壁面と梁をデザインにうまく溶け込ませて取らせて
いただきますのでお楽しみにしていて下さいね。

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そしてこちらも和室の写真になります。
先程の和室と続き間になっております。
この年代のマンションには和室は付きものだったようですが、
今のライフスタイルには合致しないため変更させていただきます。

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そして先程のリビング空間を別角度(和室側)から撮った写真になります。
全体的なゾーニングを踏まえて収納を確保するため、この位置にある収納
はイメージを変更させていただきます。
                 
そして次はリビング側からキッチン方向を撮った写真になります。
キッチンが見えてますがその前の壁と上部の梁は取れません。
梁が無理でも壁が取れるとだいぶスッキリしそうですが、無理なため
この状態を維持しつつ、全く違ったイメージにリノベーションさせて
いただきます。

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そして最後はキッチンになります。
壁付けのL型キッチンですね。
使い勝手がいいのかどうかは微妙ですが、まだ広く取ってあるので
使いやすそうです。
リノベーションの際にはこの辺もガラッと変更させていただきます。
以上のようなビフォアの内容になります。
壁式構造はやはり制約が大きいですね。
その制約をリノベーションによってプラスに替えることが
できると何よりです。
それを目指してお施主様と打ち合わせを重ね、リボーンキューブらしい
シンプルで洗練された空間を造らせていただきますね。
また、今回のマンションは専有面積が約80㎡あるので広めです。
そしてお施主様の要望でコストを出来るだけ絞ってシンプルで無骨な空間に
仕上げさせていただきますので楽しみにしていて下さいね。
それでは今日はこの辺で。
ではまた。
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