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2019.03.30 / その他施工実例 こだわりのオーダーキッチンが映える広々1LDKマンションリノベーション
こちらのお客さまは、物件購入のご決断に際しての内覧同行の段階よりお手伝いさせて頂きました。と言いつつ、本当は「中古購入×リノベ」のご検討を始められたスタート段階よりご相談頂いていたのですが、その時点ではご勤務先のある京都市内にされるか、ご実家のある木津川市で探されるのか決めかねられていたため、その点について方向性が決まればお知らせ頂くと言うことになっていたのでした。そんな中、ご実家よりほど近い今回の物件を見つけられ、先にご自身で一度内覧された上でご連絡下さったのでした。そして、あとは一緒にお部屋を見させて頂いて、イメージ通りのリノベーションが叶いそうなら購入を決断しようと言う思いのもと、ご一緒させて頂いたのでした。
物件的には“ベッドタウン”としてUR都市機構の団地が建ち並ぶエリアで(京都市内で言えば洛西ニュータウンなんかの街並みに似たエリアです)、一般の分譲マンションがほとんど建っていないと言う状況から、そう言う意味では稀少性が高いマンションと言えました。また、郊外立地のため専有面積も広めで、京都市内と比較しますとやはりリーズナブルな価格設定で売り出されていました。また、既存の状況はごく一般的な3LDKの間取りでしたが、玄関まわりがやや窮屈な印象のお部屋で、キッチンも壁付けタイプの特徴のないレイアウトでした。と言うことで、そうした点をリノベーションによってどの様に変えることが出来るかをご決断のポイントにしておられましたが、構造的に取り除けない壁面等もなさそうで、配管の状況等からもキッチンを対面スタイルに変更したりなどの主だったご要望は問題なく叶えられそうでしたので、そうした点を現地でご説明させて頂くことでご購入の決断をされたのでした。
リノベーションに際しては、これから成長して行かれる小さなお子さまが二人いらっしゃることから、はじめからそれぞれに個室を割り当てたゾーニングにするのではなく、現時点では家族が集うリビング空間を出来るだけ広く取り、将来的に必要に応じてゾーニング変更が出来る可変性のあるプランにしたいと言うのが第一のご希望でした。そこで、お子さまのご成長に沿って最大2部屋の個室を割り当てて3LDKに変更出来る可変性を持った1LDKのプランで進めて行くことになりました。あと、もうひとつのコダワリはキッチンで、プラン当初はサンワカンパニー社のグラッド45で進めていたのですが、打ち合わせの過程での紆余曲折を経て、最終的に“トヨウラ”さんと言うメーカーのオーダーキッチンに辿り着かれ、“施主支給”の形で納品対応頂いたのでした。こうして、まずはご家族みなさんで寝ることが出来る広めのベッドルームと30帖近くの広さのLDKに配した、コダワリのオーダーキッチンが存在感を放つ贅沢な1LDKのリノベーション空間が誕生したのでした!
作品名の「Free layout(フリーレイアウト)」は、お客さまより頂いたネーミングで、前述の通り将来的に自由にレイアウト変更出来ると言う、そのコダワリの点をそのまま作品名とされました。と言うことで、お子さまのご成長に合わせて都度カスタマイズされながら、快適に暮らして行って頂けることを願っております。
■物件概要/1988年2月新築(築後28年)・木津川市兜台ニ丁目・区分所有マンション・個人住宅リノベーション・専有面積77.11m²・構造:RC造6階建
■主要各部仕上および素材/壁面・天井:スケルトンの上クリア塗装仕上(一部PB貼りの上AEP塗装仕上)・壁:スケルトンの上ケンエース塗装仕上(一部PB貼りの上AEP塗装仕上)・床仕上:無垢ラスティックオークフローリング貼り仕上・浴室:LIXILリノビオVユニットバス・ラバトリー:モザイクタイル貼りオリジナル洗面カウンター制作の上、床Pタイル貼り仕上(壁面正面タイル馬目地貼り)・WC:LIXILサティスG便器仕様の上、床Pタイル貼り仕上・玄関:モルタル土間仕上・建具および特注家具:シナOSCL塗装仕上・キッチン:トヨウラオーダーキッチン(施主支給)の上、床タイル貼り仕上・その他:廊下手洗いコーナー制作他
■リノベーション期間/約1.5ヶ月(解体工事期間含む)
2019.03.30 / その他施工実例 メゾネットの大空間、ネコと暮らすコロニアル風マンションリノベーション
こちらのお客さまも、物件のご紹介からリノベーションに至るまでトータルでお手伝いさせて頂きました。物件探しの当初のご希望エリアは、通勤圏等を考慮され、伏見区方面の京阪沿線をご希望でした。住まいの形態としては、マンションと一戸建の両方のパターンでお考えでしたが、ペット飼育とガレージの確保が必須条件だったことから、どちらかと言えば一戸建の方が見つかりやすいのかな?と言う状況でした。また、ご自身でもネット情報を中心に積極的に物件を探索しておられ、実際に他の業者さんを通じて幾つか内覧もしておられました。
そんな中、弊社としましてはやはりリノベーションを前提とした“独自の目線”での物件紹介に務めておりました。そうして、一戸建も含め幾つかの物件をご紹介させて頂く中、実は今回の物件の前にも気に入って頂けた物件があり、購入手続きを進めて頂いたのでした。しかし、ホントにタッチの差でその物件に申し込みが入ってしまい、あえなくご破算となってしまったのでした・・・。ちなみにその物件は、当初のご希望エリアよりも京都市内寄りのJR沿線のマンションだったのですが、ご勤務先がJR沿線とも近かったため気に入って頂けたのでした。とは言え、先に売れてしまっては仕方がありませんので、互いに早々に気持ちを切り替えつつ次の動きを始めたのでした。そして、さらに勤務先より離れたエリアになるもののJR嵯峨駅より程近い、観光地エリアでもある今回の物件と巡り会うことになったのでした・・・。(確かご内覧当日は伏見区内の物件もあわせて幾つか回らせて頂きました。)
物件的には“嵐山”と言う場所柄もあり、低層で建てられた瀟洒な佇まいの建物で、広々としたピロティと赤茶色のレンガタイルが印象的なマンションでした。間取的にも2層構造のメゾネットと言う稀少なタイプのお部屋で、専有面積も90平米弱と、ちょっとした一戸建にも匹敵する広さを有しており、さらに窓から望める嵐山の景色が素晴らしい住戸でした。とは言え、既存の状態はけっこうオンボロな内装だったのと、ゾーニング的にもせっかくの広さが生かし切れていない、若干もったいない印象のお部屋でした。(天井高等も低く仕上げられており、そうした点も相まって余計にもったいない感じでした。)ただ、それらの点については、リノベーションによって容易に刷新出来ることをご理解頂いておりましたので、あくまでリノベーションのためのハコとして見て下さり購入をご決断頂いたのでした。(もちろんペット飼育OKで、近隣でのガレージ確保も容易な状況がありました。)
リノベーションに際しては、ご夫婦とペット(ニャンコ)と言う家族構成から、あまり細かくゾーニングする必要がありませんでしたので、メゾネットの1階(建物全体の中での階層は2,3階部分です)は広めのベッドルーム1室とし、2階はセカンドリビングを擁した広々としたリビングダイニングと言う、大胆な1LDKのゾーニングプランで進めさせて頂きました。また、デザインテイスト的には、以前にお仕事で長期間ヴェトナムに滞在しておられたことから、そのヴェトナムの代表的な建築様式である“フレンチコロニアルスタイル”のテイストで進めて行くことになりました。また、プランニングにおいては低層の鉄筋コンクリート構造によく見られる“壁式構造”のため、取り壊せない壁面等が何カ所かありましたが、そうした欠点も上手く活かしながら、お客さまのご要望を取り入れつつプランニングを固めて行きました。
こうして、こだわりの床タイルや階段手摺のロートアイアンや額縁付ドア、そしてフレンチコロニアルのイメージにマッチしたカラーリングの壁面など、お客さまのご要望を最大限取り入れた、ヴェトナムの雰囲気が漂う“フレンチコロニアルスタイル”の空間が完成したのでした・・・!また、今回はご予算的にも過不足のない設定をして頂いておりましたので、見積もり後に大幅な金額調整等の必要もなく、そうした点においてはあまり苦労することなく完成に辿り着きました。
作品名の「đường(ドゥオン)」は、お客さまより頂いたコダワリのネーミングで、言葉の意味は「道」なのだそうです。回り道、寄り道、キレイな道、大きな道、曲がりくねった道・・・と、今まではそれぞれが“単独の道”だと思って歩んで来られたけれど、このお家と出逢われるに至り、それら全ての道が“今”に繋がっていたことにハッと気付かれたのだそうで、色んな寄り道を経てくねくね歩んで来られた人生が、このたび様々な不思議なご縁を持って、お客さまが大好きなヴェトナムのフレンチコロニアルスタイルと言うカタチで結実したことにちなんでネーミングされそうです・・・!(素敵な物語ですね!)さらに、こちらの住所が“道を造る(「造道町」と言う住所です)”だったことも、驚かずにはいられない不思議なご縁となったのでした・・・。と、そんなこんなで、これから先もコダワリのこのお家で、さらなる素敵な物語を生んで行かれることを心より願っております!
■物件概要/1979年5月新築(築後37年)・京都市右京区嵯峨天竜寺北造路町・区分所有マンション・個人住宅リノベーション・専有面積89.21m²・構造:RC造3階建
■主要各部仕上および素材/壁面・天井:スケルトンの上AEP塗装仕上(一部PB貼りの上AEP塗装仕上)・床仕上:無垢クリフローリング貼り仕上(アンティーク加工品)・浴室:LIXILリノビオVユニットバス・ラバトリー(WCワンルーム):オリジナルモザイクタイル貼り洗面カウンター制作の上、床タイル貼り仕上、LIXILアメージュ便器使用・玄関:モルタル土間仕上・建具:シナOSCL塗装仕上(一部モザイクタイルはめ込み額縁ドア)・特注家具:木製レリーフはめ込みオリジナルシェルフ・キッチン:壁面スケルトンおよびモザイクタイル貼りの上、壁付けキッチン入れ替え(サンワカンパニー プレーンKミディアム使用)、床タイル貼り仕上・その他:キッチン背面レリーフはめ込みオリジナルシェルフ制作、階段手摺ロートアイアン、階段室ガラス入れ替え他
■リノベーション期間/約1.5ヶ月(解体工事期間含む)
2019.03.30 / その他施工実例 レトロ感いっぱいの音楽室のある古民家リノベーション
こちらの案件は、お客さまの方であらかじめ目星を付けられた物件について、最終決断のための再内覧の段階よりご相談(内覧同行のご依頼)を頂きました。(とは言え、物件探しのスタート段階よりご相談を頂いておりましたので、結果的に他業者さんにて物件を見つけられたと言う格好になるのですが・・・。)ちなみに当初よりご夫婦共通のご趣味である楽器演奏が気兼ねなくできるお家にしたい!とのご要望を持っておられ、そのために専用の“音楽室”がつくれる広さの物件を探したいとのリクエストを頂いておりました。また、同時に京町家をはじめとした味わいのある古い佇まいの建物がお好みだと言うことも仰っていたのですが、今回見つけられた物件がまさにそれらのご要望にドンピシャリだったのでした!
と言うことで、立地的には若干郊外のエリアですが、ご要望通り味わいのある古民家建ての稀少な建物で、また敷地形状が旗竿形状(専用通路形状)であることから、その分非常にリーズナブルな物件価格で、正直最初に資料を見せて頂いた時には“再建築不可”物件だと疑ってしまったほどでした・・・。(郊外立地である点を考慮しても1千万台の物件価格で、土地237m²・建延126m²と言う驚異的な広さだったためです。)実際に内覧に伺ってみると、旗竿形状の敷地でありながらも普通車がゆったり駐められる間口があり、立派な松の木や桜の木が植えられた広い庭もあり、また何と言っても建物そのものが趣のある凝った造りの古民家建ての和風建築で、庭に面した広縁付きの本格的な和室をはじめ、広さの点においても音楽室を設けてもその他のお部屋のゾーニングが賄えそうな十分な広さを有した物件でした。そんな稀少な物件でしたが、業者さん曰く新築プラン付きの土地としても並行して販売中とのことで、このタイミングでご決断されなければおよそ1週間後には取り壊して更地にする予定だとのお話しでしたので、広さとご予算のバランス的に若干厳しい点はありましたが、既存を上手く活かしながらプランを工夫して行けば何とかご希望のリノベーションが叶えられるであろう点をお伝えし、そのままご購入を決断頂いたのでした。
リノベーションに際しての第一のご希望は、まず何と言っても8帖大の完全防音の音楽室を設けることと、和室ばかりでいくつもの部屋に仕切られていた既存の間取りを一室空間のリビングダイングにゾーニングし直すことでした。その他には、浴室や洗面などの他の水回りからポツンと離れた場所にあったトイレをそれらの近くに移動して集約することなどでした。また、デザインテイスト的には、出来るだけ既存の和の設えを活かしつつ、現代風のデザインと馴染ませたレトロ感のある空間にすることなどでした。
そこで、防音室については以前に一度一緒に仕事をさせて頂いたことのある防音工事屋さん(作品例「TONE」参照)にコンタクトを取って概略をお話しし、直接お客さまにご紹介させて頂き進めて頂くことにしました。この点については、どうしても楽器に関しての専門的なやり取りが必要になることが予想されましたので、それが通じる人たち同士で直接お話しして頂いた方が話しが早いだろうと思ったことと、どうしてもそれなりの予算が掛かることでしたので、直接発注頂くことで少しでもそのコストを抑えてもらうことが出来ればとの考えからでした。(その分のご予算を少しでもリノベーションの方に振り向けて頂くことで、よりお客さまの理想の空間に近づけることが出来るだろうと考えたためです。)とは言え、防音室の区画がLDKと和室に隣接していましたので、空間全体のデザインの整合性を取る等の点においては防音工事屋さんとやり取りさせて頂きながら共同歩調で進めさせて頂きました。(防音室内の床材発注や壁面の仕上げ、さらに照明等の工事区分の取り決め等についても同様です。)
こうして、壁や天井などは出来る限り既存を活かす形で利用しつつゾーニングについては大胆に刷新した、まさに新旧が上手くミックスされたレトロ感満点のリノベーション空間が完成したのでした!(出来る限り既存を活かすと言うコンセプトに沿って、欄間や木製建具等についても塗装を施す等にて新たな空間に馴染む様化粧直しの上再利用させて頂きました。)なお、ご予算的な兼ね合いから、今回2階部分については畳のお部屋をタイルカーペットにやり替えたり、一部クロスを貼り替える以外は既存のままとさせて頂きましたが、DIYを苦にされないお客さまですので、あとはボチボチご自身で楽しみながらペンキ塗り等をして完成させて行きますと仰って下さっています・・・。
作品名の「largo(ラルゴ)」は私共で考えさせて頂いたのですが、今回のメインテーマである“音楽”にちなんで、クラシック音楽用語より選ばせて頂きました。その意味は“非常にゆったりとした速度で”と“表情豊かに”と言うもので、まさに今回のリノベーション空間にピッタリだと思い迷わずネーミングさせて頂きました!と言うことで、これまでゆったりとその表情を刻んで来たであろうこの古民家で、これからもゆったりとした速度で表情豊かな経年変化を味わいながら暮らして行って頂ければと思います!
■物件概要/築年数不詳・京都市南区久世築山町・一戸建・個人住宅リノベーション・施行床面積101.71m²・構造:木造瓦葺2階建
■主要各部仕上および素材/壁面、天井仕上:既存利用の上(一部PB貼りの上)AEP塗装仕上・リビングダイニング床仕上:無垢ワイルドアカシアフローリング貼り仕上(オイル塗装仕上品)・その他居室等床仕上:和室畳敷き仕上、2階タイルカーペット貼り仕上、物干しコーナーおよびキッチンPタイル貼り仕上・ラバトリー:オリジナル洗面カウンター制作の上、床Pタイル貼り仕上・トイレ床Pタイル貼り仕上(LIXILリフォレ使用)・建具および特注家具:シナOSCL塗装仕上(一部既存建具塗装の上使用)・その他:音楽室(防音室)別途紹介工事、2階洋室壁クロス貼り替え他
■リノベーション期間/約2ヶ月(解体工事期間含む)
2019.03.30 / その他施工実例 ミサワホームの鉄骨2階建を住みながらリノベーションで二世帯住宅化、ロフトをプラス
こちらの案件は、親御さんがお住まい中の持ち家の2階部分をリノベーションによって二世帯住宅化するための、いわゆる“実家リノベ”のひとつのパターンとしてのご相談でした。ご依頼主はお子さま世帯で、もちろん元々ご実家としてこちらのお家にお住まいでしたので、そう言う意味では“勝手知ったる我が家”のリノベーションと言った側面もありました。とは言え、一旦お子さま世帯がご実家をお出になってからは、お二階に関してはもっぱら1階をメインに暮らされている親御さま世帯の書籍やお荷物等を集積されている状況でした。その2階部分と同じく、多くの荷物等があったロフト階(屋根裏3階)をあわせて、リノベーションによって独立して暮らしが完結出来る空間にすべくご依頼頂いたのでした。(浴室とランドリー機能については、合理性を優先し1階の既存設備を利用することにされました。)
建物自体は、大手住宅メーカーであるミサワホームの軽量鉄骨造ユニット住宅でシッカリと建っておりましたので、あとはどの部分の間仕切り壁が取り外せて、どの様なゾーニング変更が可能なのか?と言う点が懸案でした。また、最初に図面だけを確認した段階では、撤去出来ない耐力壁等が多く存在する様に見えましたが、構造面を詳しく調べてみますと意外にもほとんどの壁が撤去可能なことが分かり、結果的にはマンション並みの自由度で空間の再構築をすることが出来ました。ちなみに面積的には2階部分だけでもファミリータイプマンションの一室に匹敵する60m²超えの広さがありましたが、あくまで一般的な住宅であったことから、階段から続く廊下を挟んで4室ほどの個室に分かれているのみのごくありきたりな一戸建の2階部分と言う状況でした。その空間を前述の通り、浴室とランドリー以外は2階部分のみで一家族が独立して暮らせる様に専用の水回り設備(キッチン、洗面、トイレ)を設けると共に2LDK程度のゾーニング変更すべくプランニングを進めて行きました。
また、リノベーション予算の資金調達に関してましては、親御さん名義の土地建物ではありましたが、実際にリノベーション資金を拠出されて2階部分にお住まいになる当のご本人であるお子さま世帯に銀行融資を受けて頂く形で進させて頂きました。一般的な案件とは違い物件購入を伴わず、また前述の通り“親御さま名義の不動産”でありながらも、お子さま世帯名義にて無事に“住宅ローン”を組んで頂くことが出来ましたので、同様のケースでお考えの方がおられましたら是非ともご相談頂ければと思います!(利率の高いリフォームローンではなく住宅ローンをご利用頂けた点もポイントだと思います!)
リノベーションに際してのご要望は、日々ご家族で過ごされるLDKをメイン空間としてゆったりと取ることと、緩やかな仕切りで良いので個室2室とウォークインクローゼットを取ることで、デザインテイスト的にはどちらかと言えば“北欧テイスト”の可愛いさがありつつ、スッキリとしたイメージの空間をつくることでした。また、上記のイメージ策定にあたっては、今年から中学校に進学されるお嬢さまのご要望が色濃く反映されており、ラフプランの制作過程で頂いたイメージ写真の方も全てそのお嬢さまがセレクトされたのだそうです!(キッチン壁面に貼られている特徴的なデザインのタイルもお嬢さまの見立てなのだそうです!)そうしてお荷物で溢れていた2階部分が琵琶湖を一望に見渡せるルーフバルコニーと繋がったLDKをメインに、小上がり畳ベヤとパステルカラーに配色した洋室と機能的なWICを配した、明るくスッキリとした「2LDK+WIC」のデザイン空間として生まれ変わりました!また、ロフト階の一部の床を抜いて、新たに“吹き抜け”を設けることによりLDKとの繋がりを持たせると共に、開口(窓)も新たに設けることで採光性も高めました。さらに壁により閉じられていた屋根裏スペースも最大限収納として活用すべく大きく拡げるなど、元々2階部分に集積されていた親御さま世帯のお荷物を少しでも多く収容出来る様に考慮しました。なお、施行に際しましては親御さまが1階部分にお住まいのままの、いわゆる“在宅工事”として対応させて頂きましたので、この点でも同様のパターンにおけるモデルケースにして頂けるのではないかと思います。
作品名の「neuf neuf(ヌフヌフ)」はお客さまより頂いたもので、造語なのだそうですが、なんでも親子間で“楽しい”や“ワクワク”と言ったハッピーな感情を表現される際に“ヌフヌフだね!”と言い合っておられるのだそうで、このお家で“ヌフヌフ”した時間が過ごせる様に・・・との思いを込めてネーミングされました!と言うワケで、我々としましても日々“ヌフヌフ”暮らされていることを心より願っております!
■物件概要/1992年10月新築(築後23年)・滋賀県大津市木の岡町・一戸建・個人住宅リノベーション・施行床面積63.77m²・構造:軽量鉄骨造2階建
■主要各部仕上および素材/壁面、天井仕上:PB貼りの上AEP塗装仕上・リビングダイニング床仕上:無垢オークフローリング貼り仕上(オスモクリア塗布仕上)・その他居室等床仕上:畳小上がり目積敷き仕上、WICおよびキッチンPタイル貼り仕上、ロフト階無垢パインフローリング貼り仕上・ラバトリー:オリジナル洗面カウンター制作の上、床Pタイル貼り仕上(TOTOネオレスト使用)・建具および特注家具:シナOSCL塗装仕上・その他:ルーフバルコニーウッドデッキ制作、全窓ペアガラス入れ替え工事、浴室乾燥機新設他
■リノベーション期間/約1.5ヶ月(解体工事期間含む)
2019.03.30 / その他施工実例 広い専有面積を活かしてご家族3人+ワンちゃんがゆったりくつろげる 北欧テイストのマンションリノベ
今回のお施主様は新築時からお住まいになっている自宅マンションを築年数が14年ほど経過され劣化してきたこともあり、当初から使い勝手が悪いと思われていたリビング空間などを一新するため、弊社にリノベーションをご依頼いただきました。そしてご依頼後、打ち合わせを進めさせていただいてから、リノベーション金額の減額調整不調やそれに伴うプランの修正、また大幅なプラン変更やご主人様の転勤など様々な要因が重なり、2年以上を経過してようやくリノベーションが完了することとなりました。その間お施主様に置かれましては、諦めずにモチベーションを保ち続けていただけたことに本当に感謝しております。
それではどのようなリノベーションをさせていただいたのかについてご説明させていただきます。まずお施主様の全体的なご要望として、イメージは北欧のシンプルかつ高機能な空間にしたいということをご希望されてました。そして、とにかく収納を充実させてすっきりと暮らしたいというご要望でした。またご家族3人でご使用されるため、普通にゾーニングすれば十分な広さの専有面積のはずなのですが、それらのお施主様のご要望を落とし込んでいくと意外に余裕のない状態になりました。
では、より具体的にお伝えしていきます。まずエントランスは、少しでも広く感じられる空間を取りたいというご要望と大容量のシューズクローゼットをご希望されましたので、それらを出来る限り満たすようにエントランス土間部分を広めに取り、視覚的にも狭く感じないよう、その正面一面をすべてシューズクローゼットにし、扉を開けたところにはミラーを設えました。そうすることですっきりと無駄なく広く感じられるようエントランスをゾーニングしました。
トイレは、ちょうど梁下になるため高さが確保できない分少し幅を取り収納を造り、ミニマムですが必要十分な空間を確保し圧迫感を感じない空間に仕上げました。
寝室は、ベッドが2台置けるよう大きさをミリ単位でヒアリングし広さを確保し、またデッドスペースがないように収納を造り、WICもハンガーポールなどを工夫して作ることで出来る限り有効に確保し、機能的に収納していただけるように設えました。またミニマムですが、WICと反対側にお施主様のご要望で、デスクを置いて書斎としてもお使いいただけるようスペースを確保しました。
子供部屋は、こちらも置かれるデスクや本棚、ベッドなどの大きさをヒアリングさせていただき、それらがキチンと収まるようにスペースを確保した上で収納を取ることで、ほどよい広さの空間を造らせていただきました。
洗面室と浴室は、洗面室ついても細かく置かれるものをヒアリングさせていただき、洗面台引き出し部分の奥行きや高さまで計算し製作させていただきました。また、洗面ボウルは出来るだけ大き目をご希望でしたのでそのご要望を満たすように設えました。
浴室はシンプルで落ち着きのある色合いのユニットバスを選択いただき、大きさを含めてご希望に叶うように設えしました。
そしてメインであるLDKは、出来るだけ広く明るくとりたいというご要望でしたのでバルコニーに面して、出来るかぎりリビングを広く取り、明るく広がりを感じられる居心地のよい空間に設えしました。キッチン前にカウンターを造り、奥様もお仕事をされていることから、普段はそのカウンターで簡単に食事がすませるように設え、ご家族が揃われる時には広いリビングでゆったりと食事をしていただけるようテーブルを配置できる空間にゾーニングさせていただきました。
以前のキッチンは幅が狭く、L字型で使いづらかったため、それらを改善できるように幅の広いI型キッチンを採用して対面式にゾーニングし、キッチンバックにはどこに何を置かれるかをヒアリングした上で収納を製作し、無駄なく使いやすく設えました。そしてキッチン空間全体を真っ白なモザイクタイルで仕上げさせていただき、明るく清潔感を感じられるキッチンスペースに設えさせていただきました。カウンター上とリビングの食卓スペースになる部分にはペンダント照明を配置し、あたかもカフェなどに来られたような気分を楽しんでいただけるように設えました。
今回の大きなデザイン点として、玄関からリビングまでの長い壁面一面をシナ材に塗装を施して仕上げるリボーンキューブらしいデザインの空間とすることで、全体が一体感のある落ち着いた空間になるように仕上げさせていただきました。床材は壁面のシナ材との調和が取れるよう、オークの自然な風合いが心地よい複合フローリングを採用させていただきました。これらが高次元で融合した空間を創らせていただき、お施主様のご要望が叶ったことで、快適にお住まいいただける空間となりました。
長い年月不便に感じられていたことが解消され、快適でおしゃれにお住まいいただける空間を創らせていただけたのではないでしょうか。
今回のネーミングは、弊社よりご提案させていただいたネーミング案の中から“suuri(スーリ)”を気に入っていただけましたので命名させていただくことになりました。意味はフィンランド語で“素晴らしい”ということです。それは今回お施主様と一緒に創り上げた空間がまさにそのような空間であるということから、この作品にぴったりのネーミングではないでしょうか。
最後になりましたが、今回のリノベーションもお施主様と一緒に時間は掛かりましたが楽しく打ち合わせさせていただき、最終的にお施主様に喜んでいただき、快適でくつろげる空間を一緒に創らせていただけたことに深く感謝して終わらせていただきたいと思います。
■物件概要/2002年新築(築後14年)・京都市中京区・個人住宅リノベーション・延面積86.51m²・構造:RC造14階建5階部分
■主要各部仕上および素材/壁面:PBの上AEP塗装仕上(一部スケルトンの上AEP塗装仕上)・天井:スケルトンの上ケンエース塗装仕上(一部PBの上AEP塗装仕上)・床材:オーク複合フローリング(オスモ塗装仕上)、ベッドルーム床:タイルカーペット(TOLI製)、キッチン床:塩ビタイル(TOLI製)、玄関床:300角タイル貼仕上・キッチン壁面:モザイクタイル仕上・シェルフ、クローゼット、建具:シナベニアの上OSCL塗装仕上・キッチン:プレーンK(サンワカンパニー製)・便器:LIXIL製・ユニットバス:TOTO製・その他:リビングペンダント及びブラケット照明(MAXRAY製)、レンジフード(アリアフィーナ製)等
■リノベーション期間/約2ヶ月(解体工事期間含む)