その他施工実例

2019.03.15 / その他施工実例 予算を抑えて”隠れ家”リノベーション

今回のお施主様は当初クロスの貼り替えや水廻りを少しリフォームするようなつもりで工務店をウェブで探されており、たまたま当社のHPをご覧いただき話だけ聞いてみようと思われました。しかし実際に話した結果、全室をフルリノベーションすると言う決断をしていただきました。
リノベーションするコンセプトは“生活感のない空間”“隠れ家的な感じ”“SOHO”と言うようなご希望です。また簡易なリフォームをお考えだったこともあり出来るだけ予算を抑えてリノベーションすると言う事を念頭に行いました。
まず、ご自宅でお仕事をされることが多いために事務所として使えるようにゾーニングを行いました。そして床材を色調は同じですが違う素材のPタイルと一部フローリングに張りわけし、素材感の違いを楽しんでいただきながらコストを抑える様に配慮しました。また、色調を濃くすることでアダルトな雰囲気を醸し出すようにもしました。
結果として今までのRe:BORN cube テイストとは少し違う仕上がりになったのではないかと思います。

 

■物件概要/1976年新築(築後31年)・京都市山科区椥辻・山科椥辻団地・個人住宅リノベーション・床面積56.70m2・構造:RC造

 

■主要各部仕上および素材/壁面:PB下地AEP塗装仕上[一部クロス仕上]・天井:スケルトンAEP塗装仕上・床材:Pタイル・一部無垢オークフローリング(OS塗装仕上)・バスルーム:造付のうえ床、壁面100角 タイル貼り・シェルフ、クローゼット、建具:シナOS塗装仕上・キッチン:ナショナルキッチンおよびガス台(2口ガスコンロ)

 

■リノベーション期間/約1ヶ月(解体工事期間含む)

2019.03.15 / その他施工実例 バルコニーが開放的な一戸建てリノベーション

今回のお施主様はマンションではなく当初から一戸建をリノベーションしたいと思っておられました。ですのでまずは物件探しからお手伝いさせていただきました。
なかなかご要望に合うような一戸建が無く探していた折り、見つかったのが今回の物件でした。もともとは店舗と賃貸マンションで普通に一戸建をお探しの方なら見向きもされないような物件でした。
したがいましてそういう物件がリノベーション向きであり、お施主様のご希望のゾーニングが出来る大きさであったため決めていただきました。
リノベーションを行うにあたり、一番のご要望は「VISTA VISTA」のような開放的なバルコニーがとりたいと言う事でした。
そのために最上階の3階にリビングダイニングをとり、バルコニーから続く1室空間とすることで広々とした開放的空間を造ることにしました。
また、ガレージも大型車がゆったりと駐車出来るようにしたいと思われておりましたので出来る限り玄関を奥へゾーニングし、広い駐車スペースを確保しました。
その他リノベーション全体のコンセプトとして出来るだけシンプルにするという事を念頭に行いました。
したがいまして1・2階は天井をスケルトンにしてシンプルに収めるとともに天井高を確保するようにしました。そうすることで予想以上の天井高がとれ、1・2階の空間が広く感じられるようになりガレージ部分も奥まっているはずなのに明るく広く確保する事が出来ました。
もちろんシンプルにリノベーションすると言う事は必要以上の費用をかけないという今まで通りのRe:BORN cube のコンセプトでもあります。
今回のリノベーションでマンションにはないタテの空間を Re:BORN cubeテイストを盛り込み、存分に楽しんでいただけたのではないかと思います。

 

■物件概要/1995年新築(築後12年)・京都市南区西九条・個人住宅リノベーション・床面積120.95m2・構造:鉄骨造3階建

 

■主要各部仕上および素材/壁面:PB下地AEP塗装仕上・天井:スケルトンAEP塗装仕上[一部PB下地AEP塗装仕上]・床材:敷きつめジュータン・無垢チークフローリング(オイルフィニッシュ仕上)・バスルーム:ユニットバス(浴室乾燥機付)、壁面100角 タイル貼り・スクエアー洗面器(全面ガラス張)・シェルフ、クローゼット、建具:シナOS塗装仕上・キッチン:トステムシステムキッチンおよびIHコンロ(食洗機付)・モザイクタイル貼

 

■リノベーション期間/約2ヶ月(解体工事期間含む)

2019.03.15 / その他施工実例 防音の音楽室を備えた明るい空間へリノベーション

今回は、木屋町通りに面した築28年のこぢんまりとした佇まいの分譲マンションの一室をリノベーションさせていただきました。
改修前のお部屋の状況は、以前の所有者が事務所で使用されていた事もあり、間仕切りのないワンルームでしたが、何とも言えない実に殺風景な空間でした。また、バスルームも典型的な旧式の3点式ユニットバスで、使い勝手の良い状態ではありませんでした。

 

この専有面積43m2のワンルームのミニマム空間に、お施主様のご要望である音楽教室をするための完全防音の音楽室と、プライベートルーム、クラフト教室をするための大きなテーブルが置ける広めのリビングルームを配した2LDKのゾーニングをするという課題をもってプランニングをスタートしました。また、ふたつの教室をされることによって必然的に来客が多くなるため、3点式のユニットバスをプライバシーの保てるセパレートにしなければなりませんでした。
決して余裕のある空間ではありませんでしたので、様々な試行錯誤がありましたが、お施主様にもご要望の優先順位を決めていただきながら打合せを進めて行くことによって、結果的に出来る限りのご要望を反映することができたのではないかと思います。

 

最終的には、生徒さん達がそれぞれ楽器を演奏できる状態で3~4人を収容でき、さらにピアノと膨大な量の楽譜も収容できる音楽室と、プライベートなベッドルーム、そして大きなテーブルの置ける広めのリビングルームを確保した2LDKの空間を完成させることが出来ました。

 

全体のデザインに関しては、お施主様の方で特に強くご要望されるイメージやテイストをお持ちではなかったため、演奏家のお施主様が奏でられる楽器の音色のイメージから明るく爽やかな雰囲気の演出と、訪れた人にもミニマム空間であることを感じさせない空間を演出することをコンセプトに提案させていただきました。
また、お仕事柄たくさんの音楽CDや小物類を収納できるスペースが必要だったため、リビングにモザイクタイル貼りのワイドなカウンターを設け、上部は食事をしたり鉢植えやインテリア雑貨をディスプレイしたりと多目的にご使用いただける様にし、下部は市販のラック等を置いていただくことにより、CDや小物類を違和感なく納めていただける様にしました。

 

最後に「tone」と言う名前については、楽器の音色を表す「トーン」と、白を基調とした空間にひと際映える、パステルグリーンの壁面で構成された空間を表す色調の「トーン」のふたつの意味をイメージしてネーミングしました。

 

■物件概要/1979年新築(築後28年)・京都市中京区木屋町通二条下る・区分所有マンション・個人住宅リノベーション・床面積43.11m2・構造:RC造

 

■主要各部仕上および素材/壁面:PB下地AEP塗装仕上・天井:スケルトンAEP塗装 仕上・床材:無垢オークフローリング・バスルーム:造付のうえ床、壁面100角タイル 貼り・玄関:Pタイル貼り・建具:シナOS塗装仕上・キッチン:業務用流し台および ガス台(2口ガスコンロ)・リビングカウンター:造付のうえモザイクタイル貼り

 

■リノベーション期間/約2ヶ月(解体および防音室工事期間含む)

2019.03.15 / その他施工実例 新築一戸建てを味わいのあるこだわりの空間に

今回はRe:BORN cubeのコンセプトで手掛けさせて頂く、初の新築プロデュースと言う事で、リノベーションの時とはまた違った意気込みが湧きました。
新築なので元の箱はありませんが、先ずはお施主様の持っておられる住みたい家のイメージや、インテリアのイメージををお伺いする所からプランニングをスタートし、序々にカタチにして行く事が出来ました。

 

始めにお伺いしたお施主様のお好みから、Re:BORN cube の作品の中では、アジアンリゾートのテイストを持った「godaan」を最も気に入って下さっているとの事だったので、それらのエッセンスを散りばめながら、お施主様が求めておられる空間づくりを進めて行きました。プランニングの打ち合せについては、お施主様ご自身が比較的ハッキリとしたビジョンを持っておられた為、思った以上にスムーズに進めて行く事が出来ました。

 

優先順位として、先ずご家族が最も多くの時間を過ごされるリビングルームを、最も快適に過ごせる空間にしたいと言う思いをもっておられました。同時に出来る限り柱や間仕切り壁がない広々としたワンルーム空間をイメージしておられました。それらのご要望をご予算等々の面からも実現するために、RC造や鉄骨造やSE構法よりもリーズナブルな木造工法で実現するべくプランニングを進めて行きました。

 

デザイン面では、広いリビングルームと外部ウッドデッキが出来るだけ一体感を持った空間になる様なデザインとし、例えばその境界が緩く感じられじられる様に間仕切戸については一般的なアルミサッシではなく、大きな4枚の木製引戸を採用しました。
また、リビングルームから外部へ、飾り柱を連続的に配置する事により、内部と外部の空間に繋がりが感じられる様に配慮しました。その結果、視覚的にも開放感があり、実際に全開放して頂ければ、オープンエアーなリビングルームとしてお使い頂ける明るい空間になりました。

 

その他には、来客の際などに出来るだけ生活感を隠せる様に、Re:BORN cubeの定番でもあるキッチン付近の収納を配したり、リビングルームから2階へと続く階段もデザインの一部として取り入れました。

 

2F部分については、木部の素材や色目等を統一する事で1F部分とのデザイン的な繋がりを考慮しながらも、出来る限りローコストを意識しました。ゾーニングは主寝室とフリールームの2室とし、フリールームについては、将来実際に子供部屋としてお使いになられる際に、さらに2室に仕切れる様に入口ドアのみ2ヶ所設置するにとどめ、現時点では特に不要なクローゼットやエアコンなどの余分なものは省いたり、主寝室のクローゼット仕切も扉ではなくカーテンにする事などによってローコスト化を図っています。

 

バスルームもシンプルなワンルーム空間をご要望だったので、バス・トイレ・ランドリー・洗面をワンルームとし、浴室をガラスで仕切って、開放感と空間の広がりを演出するいつものRe:BORN cubeテイストを取り入れました。
またリビングルームと同様に、気候の良い時期にはオープンエアーに出来る様にとのご要望から、両開きの掃き出しサッシを採用しました。

 

外観についてのご要望も出来る限りシンプルな真四角な「ハコ」に見える様にしたいとのご要望だったので、外壁を立ち上げて屋根を見えなくし、陸屋根の建物の様なキューブなカタチに見える様にしました。

 

リノベーションと同様に、新築だけれど、どことなく味わいがあり、時が経つほどに味わいが増して来る様な、また日常を過ごして頂く住まいだけれど、どこか非日常を感じて頂ける様な、Re:BORN cubeのコンセプトを随所に散りばめられたのではないかと思います。また、構造躯体も耐震性やデザイン性に優れているものの、比較的ローコストな2×4工法を採用する事により、デザイン性やクオリティの高さに関わらず、全体としてもリーズナブルな価格での建築を実現出来たと思います。

 

■物件概要/竣工:平成20年1月末・神戸市垂水区小束山本町・個人住宅新築・床面積:1F 44.71m2、2F 47.41m2・施工延べ床面積119.34m2(デッキおよびバルコニー含む)・構造:木造ガルバリウム鋼板葺2階建(2×4工法)

 

■主要各部仕上および素材/【内部】壁面:PB下地AEP塗装仕上(一部シナOSCL塗装仕上)・天井:1Fスケルトンの上OSCL塗装仕上、2F PB下地AEP塗装仕上・床材:無垢チークフローリングOF仕上・バスルーム:造付のうえ床、壁面100角タイル貼り・玄関:磁器タイル貼り・建具およびキッチン背面シェルフ:シナOS塗装仕上・浴室内ドア:テンパーガラスドア・リビング建具:オリジナル木製枠ガラス引戸・玄関ドア:シナOSウレタン塗装仕上・キッチン:磁器タイル囲いオリジナルアイランドキッチン(施主様支給TOTOシステムキッチン使用)【外部】ウッドテラス:ウリン防腐塗装仕上・外壁:モルタルラス仕上の上弾性リシン吹付仕上(一部窯業サイディング仕上)・サッシ:トステムアルミサッシ・屋根:ガルバリウム鋼板葺・アプローチ外構:中古枕木敷き、オリジナルモルダー門扉OSウレタン塗装仕上(オリジナルSUS表札パネル、インターホン埋込)・ウッドテラス外部:横引シャッター【その他】DSP工法地盤改良工事施工・住宅性能保証および地盤性能保証取得(10年保証)

 

■新築工事期間/約4ヶ月(地盤改良工事期間含む)

2019.03.15 / その他施工実例 モザイクタイルと桐フローリングでつくる柔らかな空間

今回は以前にリノベーションした事のあるマンション内で、同マンション内の賃貸物件にお住いで環境等が良いことからそのマンション内で売り出された物件を購入されました。マンションの購入については事前にお済ませになっており当社としてはリノベーションのみのお手伝いをさせていただく事になりました。

 

また当初、当社だけではなくもう1社の設計事務所とのコンペという形でお施主様の要望を充たす方を選ぶというお考えでした。そのお施主様の要望として予算を決められておられましたのでその予算内でお施主様の希望を踏まえてどのようなリノベーションが出来るかを提案して欲しいというご依頼でした。そのため当社としての提案はご家族構成等を踏まえ1LDKにしてLDKを出来る限り広く取りR壁でゆるくゾーニングすると言うご提案をさせていただきました。

 

その基本コンセプトに基づき今回のリノベーションをさせていただく事になりました。キッチンからLDK全体が見渡せ小さいお子さんが遊んでおられるのをキッチンで料理をしながらでも視界に入るようにゾーニングしました。またコストを最大限おとすことを目的にお施主様自らAEP塗装をしていただきDIYの要素も取り入れてコスト削減を計っていただきました。

 

また今回の1番のデザイン要素になりますR壁は当初コストのこともあり塗装仕上げで考えておりましたがその後、珪藻土塗などのアイデアを経て最終的にランダムなモザイクタイル貼にし上部に間接照明を仕込み植栽を置くというような仕上げになりました。また床材は無垢のフローリングの中でも最も柔らかな素材感の桐フローリングをお選びになられました。

 

この辺りにもお施主様のこだわりがひしひしと感じられます。以上のようにお施主様が1つ1つの素材をこだわりを持って吟味されRe:BORN cube にお任せではなく一緒に造り上げていくと言うようなリノベーションでした。今回のリノベーションはそのようなお施主様のこだわりの詰まった中に Re:BORN cubeテイストを盛り込んだ作品になったと思います。

 

■物件概要/1981年新築(築後27年)・京都市左京区高野・個人住宅リノベーション・専有面積68.00m2・構造:RC造5階建2階

 

■主要各部仕上および素材/壁面:スケルトンAEP塗装仕上[一部PB下地AEP塗装仕上]・天井:スケルトンAEP塗装仕上・床材:無垢桐フローリング(オイルフィニッシュ仕上)・バスルーム:ユニットバス(既存利用)、スクエアー洗面器(全面ガラス張)、R壁(モザイクタイル貼)、シェルフ、クローゼット、建具:シナOSCL塗装仕上・キッチン:トステムシステムキッチンおよびガラストップコンロ(食洗機付)・モザイクタイル貼

 

■リノベーション期間/約1.5ヶ月(解体工事期間含む)